昨日は日頃から指導で出向いている保育園の卒園式に行ってきました。
東京の山間部にある奥多摩町。ここが東京?東京にもこのようなところが存在するのかと思うようなところですがそこに保育園があります。
4月当初7人の子どもたちは自分の意見を言うことすら、遠慮がちでした。それは少人数の弱点でもありました。お互いがお互いを分かってるつもりだったのです。その環境が必要以上の言葉を交わさなくてもやり取りができてしまっていたのでしょう。
しかし、私はその出来上がっていた環境を壊すことに着手しました。
今はそれで良いのかも知れませんが、それは7人の環境だから。私が常に目を置くところは社会に出てから。
そうすると言葉が必要です。人間関係が広がりいろいろな人がいます。だからこそ、言葉でやりとりすること、言葉で気持ちを伝えること、言葉を聴くことを一年通してやってきました。
その結果が卒園式で見られました。名前を呼ばれた一人ひとりが「大きくなったら…」とそれぞれの夢を発表してくれました。人前で自分の言葉で堂々と。目指してきたものが身に付いたのだなと感心しました。教育は少数でも良いこと、悪いこと。多数でも良いこと、悪いことがあります。そうなるとその環境を活かして何を身に付けさせたいかを判断し実行するのは指導者です。
7人の夢が現実になることを願っています。