本日は専門学校でクリスマスリースを作りました。私の教えている科目は座学ですが、しっかりと意図がありました。授業のなかで、子どもたちに保育をするときには「ねらい」と「内容」があると行ってきました。そして、今回は学生に子どもになったつもりで取り組んでもらいました。
今回の「ねらい」は切る、貼る、折る、巻くです。これらの手先の巧緻を生かしたものです。単にかわいいものを作るとか上手に作るということではありません。
そして、私は事前の準備で紙皿に切り込みを入れておき、リボンは長めにして、パーツを一人ひとり作って用意しておきました。
実際の保育現場ではこういうことが行われています。学生はそういったところも参考になったようでした。
完成した最後に私はこのようなことを言いました。「みんなに同じ材料を渡して、同じ条件でつくっても一人ひとりの作品の仕上がりがこうやって変わるんだよ。これが個性だよと。」レイアウトは学生が考えて行いました。幼児の場合、作品の完成を初めにみせてしまうと、その通りに真似をして作る場合があります。レイアウトは好きなようにやると面白くなります。
学生の感想も様々でした。
○図工は好きじゃないけど楽しかった。
○みんなの作品が同じものを使って同じものを作ったのに違って面白い。
○今までの授業で一番集中した。
○子どもの気持ちがわかった。
○貼ったり、折ったり楽しかった。
○簡単な材料で作ることができるのがわかった。