保育と教育のこれから-塩原祥暁

現場から見た保育や教育の現状、子どもの姿、親の育児不安・・・ そしてこれからの 保育と教育の在り方について書いていきたいと思います

箱の次は質

保育園に入れた、落ちたという声が私の近くでも聞かれます。入れなかった方にとっては本当に死活問題でしょう。職場復帰は決まっているのに、預け先がないとなればそれは呑気なことは言ってられません。
国も市区町村も保育士のなり手を確保しようとあの手この手で必死です。それ以上に保育園の建設もあちらこちらでラッシュです。
もちろんこの流れは続くのでしょうが、そろそろ保育士の質にクローズアップされてくると私は考えています。

預け先が決まることが、最終段階であれば保育士の質にはこだわっている余裕はないのでしょうが、私は一番の問題は保育士の質にあると思っています。資格があれば「いい先生」とならないからです。
そして、幼稚園保育園を回っていると、園長先生は保育士の質について一番懸念をしています。
保育士の質を上げるには現場の先生の成長が欠かせません。
先生も一生勉強ですimage

学習指導要領改訂案

14日に文部科学省が学習指導要領改訂案を公表しました。
その中で幼稚園についても触れられていますので、ポイントを載せます。
幼稚園の場合は幼稚園教育要領となります。大きなポイントは幼児一人ひとりの成長ぶりに基づいた「評価の実施」をはじめて明記しています。これまでは「記録」という位置付けでした。
改訂案では、評価の前提として「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を示しています。具体的に
「健康な心と体」
「社会生活との関わり」
「思考力の芽生え」
「自然との関わり・生命尊重」
「数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚」
「豊かな感性と表現」など10項目で示していて指導のときに考慮するようになっています。

さらに、「日常生活の中で、我が国や地域社会における様々な文化や伝統に親しむ」という記述が加わっています。他にも「正月や節句など日本の伝統行事」「国歌、唱歌、わらべうた」なども挙げられています。

達成度についての評価は他の幼児との比較や一定の基準に対する達成度についての評定によって捉えるものではないとして、小学校や次年度への引き継ぎも求めています。


こうなると、改訂されれば、翌年には同じように保育所保育指針も改訂されるでしょう。
保育所保育指針は幼稚園教育要領が改訂された翌年に改訂されることが続いています。image

プロにも勝てる唯一のものとは

プロには敵わない…。技術、知識どれを含めても。しかし、ある保育園の園長先生と話していて唯一勝てるものがあるという話を伺いました。
どんな道にもその道のプロがいます。そして、決してプロを見下してもいません。唯一勝てるものは何かということです。それは「一生懸命さ」です。プロが一生懸命やっていないというわけではありません。そつなくやることを素人は一生懸命やるわけです。そして、なんとか勝とうとするわけです。プロみたいにやろうとするわけです。もちろん及ばないこともありますが、それでもそこに近づこうと取り組む過程が尊いと感じました。image

この詩を久しぶりに読みました。
今、私たちは何か忘れてはいないだろうかと。
ある国会議員が「今だけ」「金だけ」「自分だけ」と言ってたことがありました。これ本当にそうだなぁと。ビジョンを持ちたいですね。



生きる    
               谷川 俊太郎          

生きているということ
今生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと


生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと


生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ


生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまが過ぎていくこと


生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ 
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保育士資格の重み

14日、21日と保育の勉強会に行ってきました。二日間で計16時間の学びでした。
久々に学生に戻った気分で参加しましたが、モチベーションを同じくして参加した仲間から刺激を受けたり、情報交換をしたり有意義な学びになりました。

そして、保育士という資格の重さをどれだけの方が意識されているのであろうかと。やっぱりこの資格相当奥が深く、資格取得後も常に学びを絶やしてはいけないと思いました。
軽い気持ちで取得するようなものではないと言うことと、とりあえず国家資格、それならば保育士などという気持ちではいけないと考えさせられました。
保育士には忍耐が求められます。この忍耐は相当なものです。忍耐があるものにしか務まらない職種かもしれません。
多くのことを学びまた、これをしっかりと自分のものにしていこうと思いました。image

自ら勉強することで生まれる差

社会人になってもセミナーや勉強会、研修会はつきものかもしれません。
幼稚園、保育園に勤めていてもそのような機会があります。もちろん、参加するわけですが園長、主任に言われて行かされる研修や、当番制のようにして今回は○○さんと○○さんのように行く研修。いろいろなパターンがあるかもしれません。
行かないより行った方がいいとは思いますが、そこに主体性がないと身に付きません。

実は今セミナーや勉強会に通っていて改めて自ら学ぶことの大切さを実感しました。それは行かされるものではなく、そこに参加されている皆さんが自らの意思で集まってる勉強会なので、モチベーションが違います。

一昨年から「保育のまなび」という勉強会を周りの方たちのご支援を受けながら開催しておりますが、これは引き続き行っていこうと思います。行かされるものではなく、行きたくなる内容を提供できればと思っています。

そして、そういった機会をつかみとる人ととらない人では差が生まれるのは仕方ないことだと思います。

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シオザップ大作戦10~まとめ~

運動(ジョギング4.5キロ)ワンダーコア
これが基本メニューになってます。
食事はめりはり。食べるときは食べる!
このような調子で取り組んだお陰もあって、リバウンドもじせん。一日の誤差は2キロくらいに設定しています。ただし、続けたお陰で、減らし方を身に付けたので、一週間のうちで、誤差は0にできます。
いろいろやってみて、一番しんどい思いをしたのは、停滞期。これは何をやっても減らず、モチベーションを維持するのが大変でした。しかし、やり続けてみました。
おそらく、いろいろなダイエット本やメニューがあるなかで、それに当てはまる人もいるでしょうが、私はなかなかしっくりきませんでした。だからこそ、いろいろ調べて、聞いて、試行錯誤して、今の方法にたどり着きました。これが一番の方法かわかりませんが、まだ続けてみようと思います。
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シオザップ大作戦9~肉は控えるべきなのか~

炭水化物は取りすぎていただけと以前に書きましたが、では肉はどうでしょうか?
肉は太るのイメージを私は持っていましたが、こちらも、調べたり、聞いたりしていく中で、ステーキ肉のような赤みの肉は食べても大丈夫だと知りました。
よく、鳥肉それもささ身がいいと聞いていましたので、赤身の肉ましてやステーキのようなものは控えるべきだと思っていました。
どうやら、筋肉には必要不可欠のようです。

たしかに、運動していても、肉を食べたときと食べないでいるときでは、持久力が違う感覚を持ちました。これには個人差があると思いますが。

肉は食べるようにしています。ただし、これもすぎないことが大事かもしれません。と言ってもステーキ食べ放題に行ったこともありますが。image

シオザップ大作戦8~炭水化物~

食事に関しては便利さゆえ、太る努力に繋がっていることに気づきました。
そして、もうひとつ取り組んでいたことでわかったことがあります。専門家ではないことを前置きしつつ、いろいろ調べたり、聞いたりした結果、炭水化物は摂取するべきです。

ではどうして、ダイエット=炭水化物と悪いイメージがついてしまうのでしょう。確かに太る要因のひとつではあるようです。私も最初はご飯を食べないでおかずだけということに取り組んでましたが、お米が大好きです!やっぱりお米が食べたかったです。これではストレスになって減量挑戦どころではありません。こうやって、ストレスが重なり、減量から遠退いていくのだということもやってみてわかりました。

そうならないように今回ばかりはしたかったので、今のやり方が一年半続いているのです。もちろん無理もなければリバウンドもありません。

話がそれてしまいましたが、炭水化物を食べすぎていただけなのです!現代の食で炭水化物を食べすぎであるならばどこかで調整するということは必要です。

考えてみれば昔の日本人はごはん(米)みそ汁、つけ物、このように米を必ず主食としていました。それでも健康な身体でいたわけです。
発酵食品が良いと言うことと、米を食べても大丈夫なわけです。

炭水化物を食べすぎになってきた背景にはパンの存在は大きいと思います。手軽さゆえつい食べてしまいますが、バターも使っています。

パンももちろん食べますが、意識的に米を食べるようにしています。

腹もちもパンに比べてもいいです。

炭水化物は食べすぎていただけで、調べたり、聞いたりした結果、悪ではないとわかりました。

明日は肉についてです。
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シオザップ大作戦7~太る努力~

食事はめりはり。量を少し調節していくことで、減量の道が開けました。
甘いもの、手軽に食べられるもの、便利さが食の世界にも広がっています。ポテトチップスを開けたならば最後まで食べてしまう…。炭酸を飲んでしまう。いろいろ挙げたらキリがありません。

というようにこの世の中は太る努力をする環境になっています。

食べて食べてと私も以前はなにも考えずにその時の気分で動いていました。

食べるものが自分の身体を作っていると考えればやたらなものは食べなくなりました。

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About
塩原祥暁
1981年7月18日生まれ

国立小学校受験向けの幼児教室を都内で開く。保育士を目指す学生たちにも教鞭を執る。
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